個性と創造力をのばす新しい学びの場。鹿児島高専
個性と創造力をのばす新しい学びの場。鹿児島高専

テクノロジー×クリエイティブで
社会課題を解決する人材を育み、
ローカルをグローバルの窓にする。

変わる鹿児島高専
モノづくりを、未来づくりに。変わる鹿児島高専

鹿児島高専では、社会や地域の高度情報専門人材育成の要望に応えるとともに、新しい学びの場への変化を目的として学科改組を行う予定です。本校では、Well-beingを教育のテーマとして掲げ、ポジティブ教育(学生が「自ら考え」「自ら学ぶ」)を進めています。改組を機に、それをさらに推し進めていきます。

何がどう変わる?

令和8年4月から、現在の5学科(機械工学科、電気電子工学科、電子制御工学科、情報工学科、都市環境デザイン工学科)を「創造デザイン工学科」の1学科5コースとする改組にむけて準備中です。

改組のポイント
  • 「専門性×総合力の強化」

    変化する社会に対応できる力を育成

  • 「数理・データサイエンス・
     AIの拡充」

    応用基礎レベルを集中的に習得

  • 「学びの多様性」

    広がる学びの選択肢

創造デザイン工学科とは

Well-beingな社会の実現に貢献するために、ものづくりの技術に加え、AIやプログラミング、リベラルアーツやデザインなど、幅広い知識とスキルを学べます。課題を発見し、根拠をもって判断・解決していく力を身につけながら、自分の個性や関心を活かせる学びを展開します。

1類

コンピュータやプログラミングの基礎から、データ活用やAIなどの応用技術まで幅広く学びます。
情報工学の知識・技術を使って社会の課題に向き合い、新しい価値を生み出す力を身につけます。

コンピュータサイエンスコース

情報システムを設計、構築できる情報スペシャリスト(高度情報エンジニア)になる

銀行のATMや航空券の管理システム、ネットショッピングやスマホ決済など、私たちの生活を支える情報システムが社会のあらゆる場面で使われています。それらのシステムを自ら設計・構築できる力を身につけ、未来の社会を支える情報スペシャリスト(高度情報エンジニア)を目指します。

コンピュータサイエンスコースのイメージ
 コンピュータサイエンスコースのアイコン
主に学ぶこと

通信ネットワーク構築
ソフトウエア開発
サイバーセキュリティ

データサイエンスコース

AI(人工知能)やデータサイエンス技術を活かし、課題を見つけて解決に導く力を養う

情報科学に加えて、統計学や経営学なども幅広く学びます。大量のデータから未来を予測したり、社会の課題を分析して解決方法を導き出す力を身につけ、AIの活用や業務の効率化、新しいモノづくりやビジネスへの応用につなげます。データを「使いこなす力」が、これからの時代に求められています。

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主に学ぶこと

DX推進人材
AI活用
データの戦略的活用

2類

ロボットや自動車、エレクトロニクス、情報通信など、身近なモノづくりには最先端技術が活用されています。IoTやDX化、AIなどの先端技術を実践的に学び、社会や産業を支える力を養います。

知能ロボティクスコース

ロボットやロケットなど多岐にわたる産業分野に応用できる技術を身につけ、活躍の場を広げる

日常生活から宇宙開発まで幅広い分野で活用されるロボット技術について、機械工学に基づくハードウェアの構造と、計測制御・情報処理などソフトウェアの基礎をバランスよく学びます。ハードとソフトの両面に対応できる力を養い、多様な産業分野で活躍できるエンジニアを目指します。

知能ロボティクスコースのイメージ
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主に学ぶこと

設計・生産技術のマネジメント
知能化・自律化・自動化技術
センサー技術

先進エレクトロニクスコース

スマート社会を支える最先端技術を学び、未来の創造的・開発型エンジニアを目指す

スマートフォンや通信機器、電気自動車、AIの進化を支える「エレクトロニクス」「情報通信」「半導体」などの技術を学びます。授業や実験・実習を通じて、エネルギー・環境・情報通信など幅広い分野の知識を身につけ、より便利で持続可能な社会の実現に貢献できる力を養います。

先進エレクトロニクスコースのイメージ
先進エレクトロニクスコースのアイコン
主に学ぶこと

電気エネルギー
電子回路設計
半導体・デバイス

3類

都市を安全・快適に保つために必要な「建設・防災・環境」に関する技術と、それらを支える情報技術を幅広く学びます。人びとの暮らしや社会課題に向き合い、よりよい未来の都市をつくるための力を、実践的に養っていきます。

都市環境デザインコース

土木工学と建築学を軸にデータサイエンスにも精通した、暮らしを支える建設技術を学ぶ

2年生では、建設の基礎科目として、測量学や製図・CADを学びます。3年生では、建設工学の重要分野である三力(構造力学・土質力学・水理学)や建築設計・製図について理解を深めます。4年生では、高度な建設技術に触れ、建設系資格の取得にも対応しています。5年生では、進学先や就職先に応じて、土木系・建築系それぞれの専門科目を選択できます。

都市環境デザインコースのイメージ
都市環境デザインコースのアイコン
主に学ぶこと

土木工学、建築学
都市工学
環境工学

カリキュラム

1年次は混合クラスで全員が共通の授業を履修し、分野横断的な基礎教育を実施。

PBL型教育(※1)やインターンシップ、企業連携によるキャリア支援を通じて、総合知(※2)の育成を目指します。多様な学びを経て、2年次に希望するコースを選択。

全コース共通で数理情報系の基礎教育も行い、卒業時には「数理・データサイエンス・AI教育プログラム応用基礎レベル(※3)」の修了認定を受けられるカリキュラム。

3年次以降は、リベラルアーツやPBLなどコース横断型の学びも取り入れ、専門性と幅広い知識を備えた人材の育成。

カリキュラム

※1 PBL型教育(プロジェクトベース学習)は、実践的な課題に取り組みながら主体的に学び、問題解決力やチームワークを養う教育手法です。理論と実践を結びつけて創造力を育む方法で、文部科学省も推奨しており、現代に必要なスキル習得のための重要なアプローチです。

※2 総合知とは、異なる分野の知識や技術を統合し、複雑な問題に対して多角的かつ柔軟に対応できる力を指します。専門を超えた視点での判断力や応用力が求められる現代において、重要な能力の一つとなります。

※3 数理・データサイエンス・AI教育プログラム 応用基礎レベルとは、文部科学省が認定する教育カリキュラムです。データを読み解いて活用する力や、AIを使って課題を解決し、自分の専門分野に応用できる力を育てることを目的としています。

入学までのスケジュール

入学までの各種試験、および、受験生に向けたイベントは以下のとおりです。

鹿児島高専への選抜チャンスは3回

鹿児島高専への選抜チャンスは3回

特別選抜 (自己推薦)とは?

今年度から新たに始まった選抜方式で、一次審査の「レポート」と二次審査の「プレゼンテーション」によって選考を行います。
出願締切およびレポートの提出期限は10月初旬です。
出願時には、レポートをあわせて提出していただく必要があります。

入学までの主なイベント

多くのみなさんに新しい鹿児島高専を知っていただくために、令和7年度は、年間をとおして、説明会や受験生向けイベントなどたくさんの企画を準備中です。
新学科の受験をお考えの方はもちろん、興味をお持ちいただいた方は是非お気軽にご参加下さい。

2025年(R7)
6月ー

●6/29:学校説明会

7月ー

8月ー

●8/3:オープンキャンパス

9月ー

10月ー

●10/未定:学校説明会
●10/25:高専祭文化祭、●10/26体育祭

11月ー

11/15:特別選抜
(自己推薦)

12月ー

2026年(R8)
1月ー

1/10:推薦選抜

2月ー

2/8:学力選抜

3月ー

入試関連イベント一覧

多くのみなさんに新しい鹿児島高専を知っていただくために、令和7年度は、年間をとおして、説明会や受験生向けイベントなどたくさんの企画を準備中です。
新学科の受験をお考えの方はもちろん、興味をお持ちいただいた方はぜひお気軽にご参加ください

よくある質問

こんな質問は、FAQページへ

高専の卒業資格は何ですか?

長期休暇はありますか?

高専にはどのような課外活動がありますか?

高専卒業生の就職率はどのくらいですか?

鹿児島高専アドミッション・ポリシー

鹿児島高専の教育目標に共感し、この目標達成にふさわしい素質と能力のある人物を受け入れます。具体的な項目は以下のとおりです。

準学士課程・編入学生

Ⅰ.求める学生像(全学科共通(編入学生含む))

  1. 「ものづくり」に興味があり、基礎学力が身についている人
  2. グローバルな視点を持ち、国際社会で活躍したい人
  3. 多様な考え方を理解し、仲間と協働して活動できる人
  4. 自主的・継続的に学習や研究に取り組み、自己の向上を目指したい人
  5. 技術者として社会の発展に貢献したいという夢のある人

Ⅱ.入学者選抜の基本方針

1)推薦選抜
学力検査を免除し、在籍学校長から提出された調査書、推薦書及び本校が行う面接により総合的に判定する。
2)学力選抜
学力検査、在籍(又は出身)学校長から提出された調査書及び本校が行う面接により総合的に判定する。
3)帰国子女特別選抜
日本国籍を有する者及び日本国の永住許可を得ている者で、保護者の海外勤務に伴って外国において教育を受けた者が対象で、学力検査、在籍(又は出身)学校長から提出された調査書及び面接の結果をもとに総合的に判定する。
4)編入学
工業高等学校又は高等学校の工業に関する学科を卒業した者及び卒業見込みの者が対象で、学力検査、口頭試問・面接の結果、在籍(又は出身)学校長から提出された調査書、推薦書の内容をもとに総合的に判定する。
注)上記に加え、令和8年度入学生の入学者選抜として「Well-being Innovator特別選抜(自己推薦)」を実施します。

専攻科

本校の専攻科は「環境に配慮したものづくりができる技術者」育成を目指しており、その実現のために専攻科学生(大学との連携教育プログラムを履修する学生を含む)が達成すべき学習・教育到達目標が定められています。受け入れる人物とし(1)本校専攻科が育成を目指す技術者像を十分に理解し、(2)学習・教育到達目標を達して専攻科を修了できる資質を持った方を求めています。また、(2)については以下のことが求められます。

  1. 英語、数学、及び専門とする分野の基礎学力を備えていること
  2. 論理的な記述や説明の基礎能力を備えていること
  3. 新たな問題に取り組む積極性と計画性を備えていること

Ⅱ.入学者選抜の基本方針

・推薦による選抜
入学者の選抜は、出願資格(調査書、推薦書及び志望理由書、TOEICスコアまたは英検合格証)の内容をもって総合的に判定します。ただし、書類の内容を確認する目的で面接を実施する場合があります。面接を実施する方には、受験票送付時に面接を実施する旨を通知します。
・学力検査による選抜
入学者の選抜は、出願書類及び学力検査並びに面接の結果を総合して行います。
・社会人特別選抜
入学者の選抜は、出願書類及び面接の結果を総合して行います。